最近知った『感覚過敏』があまりにも「!」

2016.9.6

緑と白の草

 ツイ廃になろうとするのを踏みとどまってるNyanです。イマサラ感あるからね。
 「情報収集ならTwitterがいい」というのは、流行り始めた時期から云われてました。たしかに。フォローしてる人のツイートやリツイート、タイムラインだけではなく、フォローしてる・されてる人の先までを見ることもあるんですが、これがどうしてなかなか。
 そんなふうにして、どこからたどり着いたのかわからない、とあるところで『感覚過敏』という名称を目にしました。そのときの衝撃ってばっ。

[baloon-line-left img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/12/nao.jpg"]これだ![/baloon-line-left]

 あまりにもそのまんまな名前なんだけど、これを使うことで、私をよりよく説明できるじゃないかとウキウキしてます。
 今回は『感覚過敏』について、お話しします。

「!」の理由

 以前、病気かと思った…記憶がないのは時間のスキップ? で、ウダウダと書いてますが

記憶がないのはなんでなんだろうを考えてたら、一般的と云われてる人と自分はどうして違うのかわかった。

という内容でした。「私には刺激が強すぎる」を、一言で言い表してるのが『感覚過敏』!

[baloon-line-left img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/12/nao.jpg"]すごい! 謎が解けた![/baloon-line-left]

 もー、嬉しくてうれしくて。難しい方程式を、頑張ってがんばってやっと解いたとき(できたことないけど)の達成感と爽快感に似てるのじゃないかと思いますね。

『感覚過敏』とは

 名称を知っただけなので、改めて調べました。

 発達障害との関連で語られてるのが多いようです。特にADHD(注意欠陥・多動性障害)。いろんな刺激に過敏・過剰に反応してしまって、注意が散漫になるとか、体が動いてしまうというような流れでの説明です。
 なるほどね。ただ、私がネットで見て回った限り、情報に偏りがあったり曖昧だったりを感じます。

  • 脳の損傷説
  • 精神的症状説
  • 特定の感覚の過剰発達説

 それぞれに言ってることは「なるほど」なんだけど、ずいぶん違ってますね。これだけから見ると、脳系のお医者さんで異常が見つからなかったら、神経科。そこでも異常が見つからなかったら、精神科。ということになるでしょうか。日常生活に差し障るような問題が起きているならね。
 しかし、どれも今回の私が言いたい『感覚過敏』とは種類が違います。

余談:
話が逸れますが、私には、こうして“名前をあてはめてしまうこと”について、強い懸念があります。
特に、本や雑誌に載ってるとか、ネットで出回っているようなチェックシートなどを使っての、本人のみの判断は危険ですらあると考えています。
もし、気になって、チェックしてみて「あてはまってる〜」なら、きちんと専門家(医師)に相談してみて欲しいなと思ってます。
この、名付けの魔法的効果は、いつかきちんとお話しさせてください。

たんに普通より感じやすい『感覚過敏』

 唐突ですが “イメージ” を、どう捉えますか?
 ここで言うイメージとは、静止した絵か写真のように思い描かれるものを指します。例えば「一番好きな人の顔をイメージしてください」と言ったら、どうでしょうか?
 その人の表情は? 色はついてますか? その彩度はどうですか?
 …今、どうやって思い浮かべてますか? 視力を使ってますか? 目の前にいるわけではないのに?

 私は視力を使ってでもいるように、リアルにイメージを見ることがあります。このメカニズムがどうなっているのかは、知りません。ご存知の方、いらしたら、どうか教えてください。
 イメージはどの感覚を使って見てるのか?というのは例え話ですが、こんなふうに、どの感覚を使ってるんだかわからないものって、ないですか? 例えば、雰囲気ってどうですか? 実際の明暗ではなくて「なんかクライよねー」とか、普通に使いませんか? 実際に触れているわけでもないのに「肌感覚」とか、「美味しいものに鼻がきく」という言い回しもありますね。どの感覚使ってるんでしょうね?
 どこだかわからないけれど、どうやら情報の受け取りが過ぎるらしい。これが、今回私の言いたい『感覚過敏』です。
 日常生活に大きな差し障り・問題があるわけではないし、病気と診断されることはないかもしれないけれど、本人はちょっとツライ、というものです。本人以外には、理解してもらいづらいものでもある。

環境が変わったおかげで楽に

 ここに越してくる前は、都心のマンションでした。すぐ目の前は大通りで、救急車がしょっちゅう通った。夏になってもセミの声を聞かないほど、緑もなかった。一番は、音にイライラしました。私は、耳で不快を感じやすいようです。これまで自分が、一般よりも感じやすいなんて思ったことなかったけど、仕事を辞めて東京郊外に引越してみて、よい変化がありました。
 以下に、私の五感の特徴で思いつくことをあげてみます。

 強い日差しに弱い。季節の変わり目の光が苦手らしく、視界がおかしくなり眼球の強い圧迫感と頭痛を起こす。
 どう説明していいのかわからないけど、見えないとされているはずのものまでが見えることも(目で見てることもあるし、どこなのかわからないときも)。

 騒音として捉えやすい。人の声は聞こえづらい。普段はしない音に気づくのは早い。以前独り暮らししてたとき、トイレの水漏れをキャッチしました。

 むしろ鈍感な方だと思う。

 特に問題はないけど、上あごに張り付くようなものは、あまり好きではない。モナカとか海苔とか。
 辛いものを好む傾向がありましたが、最近そうでもなくなってきました。刺激のバランスが取れてきているように感じます。
 母のおかげ(感謝!)で舌が肥えてる。ほとんど飲まない日本酒で「値段の高い順に並べ替え」を正解したことも。ただね、その際、味覚を使ってるのか確証がない。

触る

 まれに洋服が擦れてピリピリ痛くなるぐらい。歳とって肌が薄くなってきたせいだろうな。
 最近は、主人をムニムニ(ジョギング始めてムニムニが少なくなっちゃったのが残念)するのが大好き。Sivaをなでなでするのも大好き。ハンバーグこねるのも好き。
 柔らかいもの、ふわふわしたもの、あったかいものを好みます。布なら、シルクのとろーんとしたかんじも好き。
 触った感じに快を感じるようになったのは、割と最近のことです。感覚が開いてきたと思っています。

さいごに

 緑が多く、静かな所へ引越してきてから、性格(?)がユルくなりました。対人ストレスがなくなったのもあるけど、感覚を解放してても大丈夫になったからだと気づきました。感覚を解放できるぐらい、ピリピリ警戒してなくていいんだもん。
 今までよく、都心で生きられたなぁと思います。逆に、都心で生きるためにいろんな感覚を感じないようにしてきたのかもしれません。
 症状としての『感覚過敏』もそうですが、本人の負担にならないよう環境を工夫するのがいいみたいです。