組みあわせ、創り上げる。
めんどくさがりなくせに、細かいことが好き。我ながら、ひねくれ感やよじれ感を感じる。
いつからだろう? ちまちました手作りを始めたのは?
本腰入れて取り掛かったのは、ビーズのアクセサリーが最初だろうな。何年もハマッてた気がする。
キラキラする物が好き。アクセサリーが好き。身を飾るのが好き。好きが高じて、自分で作るようになった。
第1メンタルやられてた期。
綺麗な色、見てるだけでもよかったし、組み合わせてジャストなかんじを見つけるのも楽しい。
一応、カラー検定の勉強だけは通信でしてみたけど、そんなもの考えてなかった。
作ることはセラピーになる。
作業中の無心。出来上がっていく過程そのもの。終わったときの、やってきたっていう━━自分が何かを “できる・できた” と感じることができること。
複雑なものほど、作るのは楽しい。
出来上がったものは、パーティでもない限り使えないものになるし、しょせんはビーズの安っぽいものになってしまったりするのだけど。
だから、ほとんどはしまいこんである。バラせば、また作り変えることができる。
気軽に、洋服と色をあわせたものを作ることができるのも魅力。
ただただ没頭して、作っていた頃を思うと、せつない。
いろんなこと、思い出すからね。
第2メンタルやられてた期には、洋服作りしてた。
家庭課は嫌いだったけれど、針も嫌いだったけれど。
洋服作りも、布を選び、糸を選び、ボタンやジパーを選ぶ。
布に型紙を写し、切り取っていく。切り取ったパーツを合わせて縫っていく。
縫っていく工程が一番楽しかった。徐々に形になっていくという楽しさ。
男物のシャツはパーツがたくさんあって、縫い目も細かく、作りがいがあった。
ビーズもそうだけど、服作りも習ったことはなくて、本を見ながら「いったいどうなってるの???」と頭を悩ませてたっけ。
意識はなかったけれど、セラピーとして作業しながら、自分自身の内面をもまた、作り上げていたのだと思う。
私の内に、収納のための部屋があって、壁面には棚がある。
カウンセリングの初期、そこは地下室だった。暗くジメジメとしていて、足の踏み場もないとはこのことかってぐらいに乱雑に物が投げ込んであった。
カウンセリングを卒業する頃には、そこは屋根裏部屋だった。今のように明るく、大きな窓があって風通しもいい。
棚に、ひとつひとつ、飾っていった。それまで不要だったものたち。なかったことにしたかったものどもを。
いらないものなんて、なにひとつない。
DIYとかカスタマイズとか、ときめく。
そっか、自分を創り上げてきたのと同じだったのか。
いつでも、どんなふうにでも組み替えが可能で、最適化できる。
次は、木工をやりたいんだよね。