表面的な傷 Surface Wounds – Spritery

2024.4.11

まさか?と自分で驚いたのだけど、この人をこの曲この歌声を、まだ紹介してなかったらしい。

Spritely – Surface Wounds [Official Music Video]

ほんとに? 自分で探しきれなかっただけかな?
って、まだ自分を疑ってる。

インディ(インディーズ)と言うのかな?に、分類されてる。ということは、メジャーデビューしてない。そんな人を、私はどこで知ったんだったか。まるで覚えていない。


ヤバいなと、ちょっと思ってる。覚えてないことが多いって気がついて。そんなの、子どもの頃からだよとも言えるのだけど、最近のは別。ほとんどいつも酔ってるかんじだから。
ほとんどいつもは言い過ぎでもあるけど、もちろん。
楽なんだ。どうして?を知りたいなって思ってるところなんだけど。お酒が好きなわけじゃない。酔ってる自分が好きなんだってのは、夜の銀座でスキップしてた 頃から変わらない。

あのときの、私の崇拝の対象だった彼女と連絡が途絶えて10年。この前、連絡がとれた。私からきっかけを作ったのに、彼女がつかまえてくれた。
ちょっとだけ責められて怒られて。私は恥ずかしいおもいをしもして。
あいかわらず真面目で考えすぎで、と彼女は私を言う。
驚いたのよ。私は変わったつもりでいた。そうか、つもりだったのか。…と考えちゃうあたり、彼女の指摘通りなんだろう。

自分が嫌いだったあの頃。ずっとずっと嫌いだった私を、好きだって言えるほどに変えた気でいた。
でも、私は私。
全然変わらない私でいたのかもしれない。いるのかもしれない。
それでも、私は私を好きになった。

自分を変えるというのは、おうおうにして、性格を変えることを意味してる。
少なくとも、私はそう思っていた。
外見も、お化粧とか髪型とか服装とかで変えられる。でも、結局のところで、中側の問題なんだろうと。
私が私を嫌いだったとき、もちろん、外見も嫌いだった。
全部が嫌いだった。

彼女と会って、お化粧とか服の選び方とか外見を変える方法を教えてもらった。
彼女をとなりで見ていて、それまでの「絶対ダメ」がダメでもないことを教えてもらった。
そして私は解き放たれたと思っていた。

テキストのやりとりだけで「あいかわらず」と言われて、ショックだったけど、そうかもしれないと思っちゃったのは、身に覚えがないわけじゃないからだろう。

私は、本当は、私の真面目さを好きだったんだよ。
考えすぎるところも。

もっと自分を縛らなくてもいいんじゃない?なんて、こんな優しい言葉ではないのだけれど、彼女は言う。
言われて私は「自分を縛ってる私がいけないのか」と思った。
ただただ単純に、他人に干渉するようなことを言う彼女を「うるさない」と思いもした。

私は変わった。
自分が悪いんだ、と思うだけではなくなった。

そうよ、いつも、自分が悪いんだと思ってきた。
今でも、癖として、それがある。残ってる。

考え直せるのって、すごいことだと思うのよ。

わかるかな?
考え直すってね、別の考え方ができるってことなの。
自分が信じてることが唯一無二の真実ではないってわかってるってことなの。
人はね、誰でもが、自分の“信じてる”に縛られてしまうんだよ。

「生きづらいでしょ」と彼女に言われて驚いた。
ひとつは、彼女がその言い方・言葉を知ってることに。生きづらさとはおよそ無縁な人だと私は思ってるから。
もうひとつは、そういうのとは別れたと思っていたから。たしかに昔は「生きづらい」かんじだったけど、今の自分は違うと思っていた。

今の自分は違うだなんて大間違いだ。
ここをいくつかさかのぼって読んでみるだけでもわかるじゃないか。
まぁこれは、更年期障害と呼ばれるものでもあるのだろうけれど。

ともかくも、夜に外に出た。
用事があるなら午前中の早い時間にっていうのが楽で、それ以降は外に出ない生活を10年はしてきた。主人の影響でもあるけれど、私の好みでもあった。
そうなの、結局ね、夜になってからわざわざ外に出る必要もなかった。働かなくなってからは。
夜7時すぎに外に出てみて、自由を感じた。

こういうとこかなと思った。自分で自分を縛るようにしてかたくなに守ってきたことを破ってみたから自由を感じだのかもしれない。

夜の匂いと、夜だからこそ見かけるようなようすの人々。
夜が好きだった。私はかつて、夜が好きだった。そう思い出した。

当初の曲の話しに戻るんだけど…
この曲、すごくよくない? 繊細で。もっとも、何を言ってるのかって歌詞は全然わからないんだけど。ググっても出てこないのよ、残念なことに。

この曲を聞いてると、癒される。
夜を想う。静かでちょっとひんやりしてる、夜の空気。透明感があって、ナイーブで。

いつかどこかで誰かが言った「歳をとると瑞々しさがなくなる」って言葉がいまだに引っかかってる。
そんなことないよ。少なくとも全然なくなってしまう・失ってしまうわけではない、と言いたい。あなたが失っただけでしょと怒りをもって言い返したくなる。
あれを読んだときに、たしかに失ってしまうものがあると認めた。だけど、瑞々しい感性を持っているのが若い人だけと限定する言い方に、とても反発した。
そうでしょ?感性に、感じ方に、歳は関係がない。若い頃から思ってるんだ、歳のせいにするのはやめてって。

そう言う自分が、“せい”にしてないとは言えないのもわかってる。
もういっそ、何もかも何かのせいって言えちゃったらもっと楽なのかもしれない。

ともかくも、Spritely の声と表現が好きでアルバム3つ買った。

つれづれ,音楽

Posted by nao