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のんきでいるのは日常を暮らしてるから

真冬でなければ、朝早くから犬と散歩する。金色の朝陽を浴びて歩くのは気持ちがよく、心に元気をチャージできる気がする。ひとけまばらな早朝の、私の楽しみ。
早い時間に日課をこなしてしまえば、その後の今日1日を長く使えもする。新刊を心待ちにしていた読みかけの本がある。戻ってきたブログを書きたい気持ちも満足させたい。もう年の単位でハマってるゲームだって、もちろんしたい。やりたいことは、たくさんあるんだ。どれも、独りで、家で、できること。

特効薬の“まだ”ない感染症が「猛威」と言っていいだろう勢い。昨夜には非常事態宣言が出た。
したくを終えソファでくつろぐ主人がスマホに目を落としたまま、目の前のショッピングモールが本日から「当面の間」休みになったと教えてくれた。スーパーなど生鮮食品を扱う店舗と、ドラッグストアは営業と聞いて、ならいいやと思った。
私の日常は、変わらない。
危機管理意識が甘いのかもしれないけれど、と前置きして、主人には話した。
私は今の状況を楽しんでいる。こんな状況は初めてだし、そうそう経験できるものでもない。
言ってから、自分の心臓の手術を思いした。


18になる直前に、心臓の手術をした。
手術当日、病室からストレッチャーに乗せてもらって運んでもらって、ワクワクしていた。心臓の手術だなんて、人生で1度経験できるかできないかだもの。せーのっで手術台に移してもらって、テレビで見たような光景を余すところなく見ておこうとしてた。目元しか出てない医師が「頑張ろうね」と声をかけてくれて、腕に針が刺さった感覚があって、意識を失ってしまった。あっさりと。
術後、麻酔科の医師がホクホクして「いやーよく効いたよ」と喜んでいた様子だった。もちろん、そうでなければ困るのだけれど、初経験にワクワクしていた私は存分に味わえなかったことを残念にも思っていた。


「じゃぁストレスはたまらない?」主人が訊いてくれるのへ「人々が感じているであろうかんじを感じて、ストレスにはなる。けど『それは私のものじゃない』って、わけるのをもっとハッキリさせていくチャンス」と応えた。

“日常”を暮らせないのがどんなにストレスになるか、重くのしかかり心を疲弊させていってしまうか、私は知ってる。おびえて暮らした日々が、私にはあった。東北の震災経験者の1人、主人もよく知っているだろう。アタマではなく、実体験での心からの理解。
今現在、主人も私も、わりとのんきでいる。のんきでいられているのは、当事者意識が薄いのもあるかもしれない。深刻に受け止めてないんじゃ?と批判されても否と言い切れない。そこは認める。その上で、感染症対策に有効であるとされていること・最低限のできることはしているし、私たちの日常は少なくとも今現在において差し障りがないからだと思っている。つまり“日常”を暮らせているから、心理的に追い詰められる必要がないのだ。

主人もだけれど、私は静かな生活が好きだ。家にいるのが好きだし、外に出たなら人が少ない方がだんぜんいい。現在の状況は、私たち夫婦の好む生活環境に肯定的に働いていると言えそうだ。

環境は、意図して動かそう変化させようとすると、まるで不可能に思えるほどにとても難しい。なのに、いきなり一変することもあって驚く。
伝統を重んじ、変化よりそのまま継続することを良しとするようなこの国で、いきなり学校が休みになるなんて! 「できるんだ」と、私は心底驚いた。
ついこの間まで、まるで犯罪者を育てる諸悪の権化みたいに言われていた“ゲーム”が、一部では強く推奨されもしているようだ。
引きこもるのは悪で、外での活動をこそ健全とみなされていたのに、今は逆。
人々の言うことなんて、評価なんて、こんなにブンブンと環境に振り回されるんだ。だから、意外に多くの人が「自分軸を持ちたい」と望んだり、目標に「ブレない」を掲げたりするんだね。

さあ、この事態はどうなっていくんだろうか。私は興味深く、見ている。
「疫学史の教科書に載るだろうな」主人はニコリともせずに言った。
今のところは、まるで第3者のようにすら振舞っている私たちだけれど、気を抜いているわけではない。自分たちが感染し重症化する可能性を忘れているわけでもない。不要な・過剰な反応をしないで済んでいるだけだと思っている。
自分自身の体も、心も、自分自身で守らなくてはならない。これまでもそうだったし、これからだってそうだ。