心が本当に望んでいるものを語ろう

2016.10.15

見ず知らずの人を、家に招いたことがある。
Twitterでつぶやいた『疲れた。疲労回復には何がいいんだろう?』に、お勧めを教えてくれた人。それだけで、彼を好きになった。今日も「変ですよ」と、彼は言った。けれど、私にとってはごく自然なことだったし、いまだにそう感じている。出会うことになってる人とは、どこで何をしていても、出会うものだ。

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これまで、何人かの人の、人生の転換期に立ち会わせてもらった。
その中で特に目覚ましく、本人も驚いているほどの変化を遂げている人と会ってきた。4・5年ぶり。
私と「会ったから」と彼は言う。きちんと理由を訊いたことはない。彼はそれまでの仕事を辞め、勉強し、資格を取り、カウンセラーになった。そこから今現在まで、トントンと来ているという。大きな、明るい笑顔。

敬意を込めて「友人」と呼ぶ彼のことを、こうして改めて考えてみると、何も知らないと気づく。知っているのは、本名と年齢、どの辺りに住んでいるかと、家族構成ぐらいだ。

今日彼が話してくれたのは、「ない」から始めていたこと。お金が「ない」から、嫌な仕事でもしなくては「ならない」だったと話してくれた。今は自分に「ある」ものを、人にどうわけようかと考えている、と。その方が楽しいと彼は言う。
本当の望みを表すやり方を、見つけたのだろう。

とりとめもなく、いろんなことを話した。過去については、ほんのちょっと。私たちの目は、今、この先へと向いている。
「こんなことを始めてる」
「これから、こんなことをしていきたい」
「今、こう考えてる」
「いつか、これ、一緒にしない?」
大きな夢。今までがそれぞれにしてきたことの延長線上にあるものは、大きくとも叶いそう。話していて、とても楽しい。

夢を語ろう。未来を語ろう。心が本当に望んでいるものを語ろう。現実のものに、していくために。