365日のサンタクロース

2016.12.22

サンタクロースを無条件に信じていたのは、いつまでだったろうか?
イブには夜中に目を覚ました。枕元に何か置かれているのを触って確認して、幸せな気持ちでもう一度眠りに落ちた。

小学校も中学年になれば「サンタなんていない。親がプレゼントを置いているんだ」と言い出す子がいた。本当だろうか?と、困惑に似た気持ちで思ったのを覚えている。
確かめるために、ほかの子たちが言うように、親が隠しているはずのプレゼントを探してみたこともある。みつけることはなく、ほっとした。
信じていたかった。

中学年になって、父が宣言した。「おまえは中学生になったし、弟も4年生になったから、サンタクロースをやめるから」
あのとき感じたショックを、思い出す。

サンタクロースを信じていたかった。
おとぎ話を信じる心で、不思議な善いものが実在するのだと信じていたかった。

サンタ・トラッキングが始まる。
主人に教えてもらって「もうすぐ日本だね」などと、Webで見ていた。いい歳の大人が、全部作り物だとわかっていながら、楽しんでいた。

不思議な善いものは、存在する。
きっと、枕元にプレゼントを用意してくれた、親の心の中にも。

サンタクロースは存在し、活躍している。私たちのウキウキ・ワクワク・ドキドキする気持ち、それらを運んでくれるものとして。
うちでは365日、飾り棚から私たちを見ていてくれる。その手に持っているのは金色のハート。メッセージが書いてある。

生きて 笑って 愛して

santa

余談:
NORAD Tracks Santa
とある会社が子ども向けのサンタ電話を設置、広告に誤った電話番号を載せてしまった。その番号は、CONAD(中央防衛航空軍基地)のホットライン。かかってくる子どもたちからの電話を受け、当時の司令官はサンタの現在地の最新情報を伝えたそうです。これがきっかけとなり、北米航空宇宙防衛司令部(通称 NORAD)が毎年、サンタの追跡を実況中継することになったようです。
現在、私たちもWebで見ることができます。Official NORAD Santa Tracker では、サンタ村を見ることもできますよ。
Googleもやってますね。サンタを追いかけよう