私はコレで怒りにくくなりました|怒っちゃうぞ!5つのパターンも

2016.6.16

最近こんなことがありました。出会って半年ぐらいの間、月に1〜2度お会いしていた方との唐突な会話。

[baloon-line-left img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/06/who-o.png"]怒ることって…あるの?[/baloon-line-left]

[baloon-line-right img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/12/nao.jpg"]ありますよ[/baloon-line-right]

[baloon-line-left img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/06/who-o.png"]どんなとき?[/baloon-line-left]

[baloon-line-right img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/12/nao.jpg"]ないがしろに扱われたとき[/baloon-line-right]

[baloon-line-left img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/06/who-o.png"]そりゃ誰でも怒る[/baloon-line-left]

相手の方の質問のニュアンスが、『あなたは怒らなそう』だったのを、うちの母や昔の会社の知り合いたちに聞いてもらいたい! …私は、短気な爆発系だったので。
そのころは、「もう怒りたくない…」って思ってました。

瞬間湯沸かし器だった私は、怒りを感じる練習をして、暴言吐かなくなりました。
今気がついたんだけど、いつからだろ?腹の立つことが、あんまりなくなっています。トシのせいもあるだろうけど…

ここでは『怒り』について、まず5つのパターンを見ていただいて、怒らなくなりたいのはなぜかを考え、私がどうやって起こりづらくなったのかをご紹介します。

怒ったぞー!なりやすいのはどんなとき?5つのパターン

人が、どんなときに怒りやすくなるか、5つのパターンにわけてみました。
どのポイントで自分が怒るのか、知っておくのも役に立ちます。

  1. 自分の期待を裏切られたとき。
  2. わざとだ!と思ったとき。
  3. 地雷を踏まれた(=自分が大切にしている価値観に反することが起こった)とき。
  4. 危険を感じたとき。
  5. 怒ってみせるとうまくいくばあい。

以下に、具体例を挙げます。

怒りの具体例

1.不満の表明としての怒り
カノジョがカレに「どうして電話くれなかったの?!」。
お母さんが子供に「歯を磨きなさいって、いつも言ってるでしょ?!」。
上司が部下に「なんでできないんだ?!」。
期待を裏切られるって、身の回りにたくさんありそうなことです。期待って、勝手にしちゃってるんですよね。

2.悪意を感じての怒り
「あいつはわざと足を踏んだに違いない」
「わざと聞こえるように悪口言うなんて最低!」
誰かが自分に対して、わざとイヤなことをしたんだって感じたら、怒りも湧いてきます。

3.許せないから怒る
「差別なんて許せない!」
「いじめなんてありえない!」
絶対にそんなことじゃいけない!ってなると、怒りがわく。モラルや規則が破られたり、政治とか国に腹をたてたりするのは、もしかしたらこのかんじかもしれません。正義のための怒りとも言えるでしょうか。

4.身の安全のための怒り
ファイト・オア・フライト。怒ると、筋肉が緊張し、血管が開き、心臓の鼓動と呼吸が速くなるそうです。いつでも動けるように、体が準備してる状態になる。戦闘モード、あるいは逃げ足速くするためですね。
自分の身が危ないときはもちろん、例えば自分の大切な人が危険なめにあったとき、などが思い浮かびます。

5.習慣になってるか、威嚇するための怒り
無意識に習慣になっちゃってるばあいは、カウンセリングをオススメします。根深いかもしれないからね。
威嚇なら、自覚あるよね?ないなら…やっぱりカウンセリングもいいかもしれません。

なくしたいのは感情?

個人的には、勘違いをしやすいポイントがあるように思います。私たちは、怒らなくなりたいんでしょうか? どうして?
この質問に、どう応えるかによって、対処の仕方は別のものになると思います。
それとは別に、こんなふうに考えたことはあるでしょうか? 怒り、というのも、ひとつの “感情” です。感情を、なくしちゃってもいいんでしょうか?
また、上記の例で挙げたように、怒りは危機に際し私たちの身体を動かすという役割を持ちます。この点について、考えたことはありますか?

私たちが「怒らないようになりたい」と思うとき、以下のようなことを「やめたい」のを意味しているのではないでしょうか?

怒ったときにしやすい態度や行動

  • 怒鳴る。
  • 皮肉を言う。
  • 冷ややかになる。
  • 物を叩いたり壊したりする。
  • 抑える。

このときに問題になるのは、

  • 暴言を吐く。
  • 対象の心やからだを傷つける。
  • 暴力的な行動をとる。
  • 怒りが静まったあとで疲労感や罪悪感を感じる。

相手か自分かモノを傷つける。それは、確かに困る。そういった態度や行為をやめることができれば、怒りそのものをなくす必要なないのでは?と思います。
また、態度や行為にしないために、抑えることもしがちですが、疲れますね。疲れるのも嫌なものです。では、疲れない、抑えない方法があったとしたら?

感情は、それがどんなものであったとしても、ちゃんと役割がある大切なものです。
怒りを感じるのが悪いんじゃなく、私たちにとって、上記のような言動として出てしまうが困るのではないでしょうか。

怒りに対処する練習

怒ってるときに、ああ今自分は怒ってるんだなって、気がつけますか?

よく見聞きする対処法のような、深呼吸しましょうとか、一瞬間をおきましょうとか、する前に爆発してないですか?
私たちは、自分の怒りに気がつけないでいることも多いです。怒りが湧きあがってくる瞬間に気がつくことができれば、深呼吸することも、その場を外すということも、選べるようになりますね。
私は、自分の怒りに気づく練習をしました。怒りっぽかったので、チャンスには事欠きませんでした。

私がしてきた練習のStepは、
Step1.爆発した、思い出しながら「私、怒ってたんだな…」から始めました。
Step2.そうしてるとだんだん、爆発しながら「私、今すっごく怒ってる!」と、気がつけるようになり、
Step3.怒りがわいてくるのを「今、腹の底の方から怒りがぁー、わいてくるー!」感じられるようになりました。
ここまでくれば、間を持つこともできるようになります。
また、続けていけば、以下ができるようになります。

  • 怒りが湧いてきているのをキャッチする。
  • 「私、今、怒ってるんだ」と認める。
  • 怒りを感じる。
  • どうするか考えて、決める。

どうするか決めるられるようになれば、脊髄反射で爆発しなくなります。

怒りは、そのまま相手や物にぶつける(外に向ける)のでも、我慢して押さえつける(内に向ける)のも、NGです。すごいエネルギーなのでね。なにかが壊れちゃうこともあるし、もったいない。

[baloon-line-left img="https://nyanchest.com/wp-content/uploads/2016/12/nao.jpg"]最近、爆発はないけど、怒りが湧いてくることはあります。せっかくのエネルギーですから、掃除することに使ったりします。[/baloon-line-left]

さいごに

怒りという感情そのものをなくす努力をするよりは、自分のポイントやパターンを見つけて、適切な対処法を編み出していくのがいいですね。
ここでは5つのパターンを挙げました。もしもお役に立ったら嬉しいです。

怒りだけでなく、感情について知りたいなら、上記の本がオススメです。
感情って何?から始まって、怒り・羨望・喜び・悲しみ・羞恥・嫉妬・恐怖・恋愛の説明、最後に感情力を高める方法が書いてあります。
怒っちゃう5つのパターンは、この本を参考にしました。