犬のしつけに完全に失敗!どうする?

2016.8.16

うすうす気づいてはいたんだけど…眠るのを散々妨害されて、やっぱりうちのコのしつけに失敗したなと痛感しました。
今日の主人のブログネタになってますね…

どうする、私?
今回は、世間で云われている犬のしつけを調べなおしました。そこから、失敗の原因である私の考えと気持ちが見えてきました。

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犬のしつけ

犬をしつけるとはどういうことだろう? 人間の都合にあわせた行動をとるようにすることだと、解釈していました。これだけでは不十分でした。
しつけの意味は、人間と犬の双方にとって『心地よく幸せな関係』を築き維持することにあります。

心地よい関係のためのしつけ

目的でわけると2種類になります。①人間の困ることをさせないためと、②犬の命を守るためです。
犬の行動で一緒に生活をする人間が困る代表的なものは3つ。

  1. どこでトイレをするか
  2. 噛んでいいものと悪いものの区別
  3. 吠えグセ

犬の命を守るために必要なことは2つ。

  1. 動かないでいる訓練
  2. 食べていいものと悪いものの区別

少し具体的にしてみます。

トイレ

室内の好き勝手な所でされたら、困りますよね。フローリングの床なら、まぁ拭けばなんとかなります。それもすぐに気がつけばの話。
カーペットや洋服などの布製品や革製のものだと、シミになったり匂いが取れなかったり、洗えないものもありますね。

噛み癖

そのコによってですが、基本的に犬はなんでも噛みます。カーテン・テーブル・ラグの端に始まり、うちのコは特にタオルや寝具、洋服についているタグが気になってしょうがない。服のボタンを噛み砕いたこともあるし、ジッパーや、リボンなどの紐類も好きです。電化製品のコードが好きなワンコもいるようで、こうなると命の危険につながります。
特に問題になるのが、人間を噛むこと。例えば散歩中に出会った人を噛んだりしたら、事件ですよ。すぐに相手を病院に連れて行き、手当と感染症の検査。保健所への連絡。噛んだ犬も動物病院へ連れて行き、狂犬病チェック。本当におおごとです。

吠える

ご近所迷惑になります。飼い主あるいはご近所の方が神経質になることでもあります。双方にとってストレスとなりかねない、トラブルの元でもありますね。

動かない

散歩中など、外では急な飛び出しなどで車に轢かれる可能性が常にあります。
室内ではお手入れ時、ちょっと毛が伸びた部分のカットや爪切りでは刃物を使います。涙や目ヤニを拭いたり、お風呂でのシャンプーにも。動かないでくれた方がいいときは意外にあります。

食べていいもの・悪いもの

外でも室内でも拾い食いは命の危険につながります。食べ物のごみはもちろん、草を好きなコもけっこう多いんですね。除草剤かかったり、外だと他の犬猫の排泄物がついているかもしれない。特に猫の排泄物を食べる犬も多いようで、寄生虫に感染するおそれがあります。

しつけ方

私自身が失敗だと思っているので、語る資格のないところですが…知ってはいたんだけど、やらなかったんだよね… 大きく分けるとやり方は4つ。

  1. 無視
  2. 天まで昇れ式
  3. 鼻先にぶら下げる式
  4. 天罰式

具体的に説明します。

無視

 反応しないのはもちろん、目を合わせない。そっちを見るのもダメです。徹底して背中を向けるのが一番有効だと云われています。犬は群れの動物なので、無視されるのは堪えるそうです。

天まで昇れ式

人間に都合のいい行動をしたら、その場で即、褒めます。褒めまくります。そのとき、声は高いトーンがいいそうです。

鼻先にぶら下げる式

餌やおやつで釣るやり方。文字通り鼻先に差し出して、できたらあげる。

天罰式

ある行動をすると不快な状況になると思わせるやり方。吠えると大音量で音がする、とか、転ぶとか。飼い主はかかわっていないように思わせるのがポイントで、創意工夫が求められますね。

私のばあいの失敗

原因は、私の考え方と気持ちにあります。
ここまでお話ししてきたことは、犬を飼う前に知ってました。じゃあ、なぜやらなかったのか? 無意識なところで、できると思ってなかったからだって気がつきました。もう1つ、愛情で結ばれることを望んだからだと思います。

私にはできないと思ってた

しつけは、しなければ“いけない”ものだと思っていました。でも、心のどこかで、できると思っていなかった。
よくよく考えてみると、最初からじゃなかった気がします。しなければ“いけない”と思ってたときは、厳しめでした。うちのコが仔犬だったのもあって、しょっちゅうひっくり返してた。犬にとってお腹を見せるのは服従の証なので、服従精神を植え付けるためにひっくり返せって、どこで知ったんだったかな?
ペットショップで最初に教えてもらった「噛むようなら、喉に指突っ込んじゃってください」を実行してて、主人がハラハラしてたのもあったな。
甘くなったのは、時間と気持ちに余裕を持てるようになってからで、うちのコを本当にかわいいと思い始めてからです。

愛情のつもりの甘やかし

もともと、心のどこかに「力で抑え込みたくない」という気持ちがありました。餌で釣るとかズルだとも思ってた。
主従という関係ではなく、愛情で結ばれたいという願いがありました。良い関係性を築いていけば、自然ということをきいてくれるだろうという期待がありました。
まずは、犬がかまって欲しいようすのときに、きちんとかまってあげるというやり方で関係を築いていこうと決めたんです。しかし、これだけでは犬がつけあがるばかりだったかもしれません。夜、人間が眠ってるのに、かまえと要求するようになってしまいました。これは困る。私はいいとしても、朝早く起きて仕事に行く主人が心配になります。
愛情で結ばれたいと望むのは間違っていない。きちんとかまってあげる時間を取るのも、いいと思う。しなければならないのは、メリハリをつけることじゃないかと考え直しました。

さいごに

うちのコ、シーズーは賢い犬種だと云われています。そして、頑固であるとも。私が考えや行動を変えたところで、どこまで通用するものかわかりません。
これまで1年以上のかかわりのなかで、私が望んだ関係が築けているかどうか、これから試されるんだと思います。相手は犬なのだから人間の尺度で考えてはいけないんでしょうけれど、本物の愛情は伝わるものだと信じています。やり方の問題だよね。
なでる前の「おすわりっ!」と、かまう前の「おいで!」から始めることにします。

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