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禁止とゆるしの間の独りよがり

いつからだろう? 自分でできないなら、できる人をつかまえればいいのさ、と考えるようになったのは…
わりとすぐ、思い出せた。
他者に頼る・お願いをすることを知らずにいた私が、自分独りで頑張らなくなったきっかけは、父が言葉でくれた“ゆるし”だった。

forgiveness

結果的に一人暮らし最後になった部屋は、円の4分の1という変わった形でとても狭くもあった。収納がなく、大量の本と洋服を所有してる身として、工夫しなくてはお布団も敷けなくなるほどの。
唯一真っ直ぐな壁面に、天井まで届くタンスを置くことにした。
通販で頼んだそれを「組み立てまではできたんだけどね、上置きをもちあげられないの」父に電話し、話した。力を貸してもらえないだろうかと頼むと、少しの沈黙のあと、父は言った。「頼ったっていいんだ。親子なんだから」
返す言葉もなかった。

それも、いったいいつからだったんだろう。私には、自力でできないことはなかった。私にできないことはないと思ってた。でもよくよく考えてみれば、しないで済ませてきただけだった。
タンスを買うのに通販を選んだのも、私には大物を運ぶ手立てがないから、みたいに。

自力の線引きのしかた。
通販というシステムに頼むのは平気なのに、近しい人に頼まない自分の癖を知る。
私の内に深く入った禁止「迷惑をかけるな」に気づく。

迷惑って、なんだろう?
それとは別に、頼んで断られ、傷つく自分を守ろうとしてるのにも気づく。なぜ、傷つく?
お願いをするということ。言ってみるだけ言ってみよう。迷惑かどうかを決めるのは、相手にお任せしよう。断られても、私に、傷つく必要なんてないじゃないか。
相手に、無理をさせてしまうのではないか? 嫌々引き受けさせてしまうのではないか?と、気遣いするのは善いことだけど、実際にどうなのか相手の心の内など本当のところで私にわかるんだろうか? こういうの、独りよがりって言うんじゃないだろうか?
人に頼れないのは、相手を信用してないからだって気づく。人の手にかかって、私の思い描いた通りの結果にはならないかもしれない。思い通りにならなければ嫌だという、いきすぎればワガママともなる気持ちがあることにも気づく。

人間の心のなかは、なんと複雑なのか。
シンプルにしよう。
気づくことができ、考え直すことができれば、シンプルに整理することもできる。

「頼ったっていいんだ」父の一言は、私にとって、重要なゆるしだった。
父の言葉があったから、そのあと時間はかかったけれど、自分でできないならできる人をつかまえればいいのさと思えるようになった。全部がぜんぶではなく、このばあいは私の判断でなく、他者に判断をお任せしようとも考えられるようになった。
いつの間にか頑なになっていた自分自身の一部分を手放して、ラクになった。