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記憶からこぼれるもの、刻まれるもの。

小学生、たぶん低学年だったのだと思う。宿題の、自由研究。
おそらくは、6年、6回あったろう課題に、どんなものを提出したのか覚えていない。
ただ1回を除いては。

どこの、だかも覚えてる。畑だった。
今考えれば、勝手にひとんちの畑に入ってたのかもしれない。

私は視覚を優位に使う傾向があって、見たものは、意識的にはわからなくても記憶に残りやすい。
あの畑の、夏の日の、体感的なものや音などは思い出せない。

蝉が鳴いていたかもしれない。
汗ばんでいたかもしれない。
肌には強い日差しが当たっていたのかもしれない。
土の匂いはしたろうか? 育っている作物のあおい匂いだったろうか?
触覚的なものや嗅覚や聴覚的なものの記憶は、ない。

スケッチブックに、茄子の花を描いた。
母が? 私が? 茄子の花だったことだけを覚えている。
「輪郭をとってから塗るのよ」そんなふうな、母の言葉とともに。

明るいけれど音のない記憶に、母の言ったことだけがくっきりと刻まれている。
輪郭をとって…
母の声音というより、意味として。

ふたりきりだったのだろうか?

私には、よっつ違いの弟がいる。私が小学校低学年だったならば、弟は幼稚園生だったかもしれない。
父がみていたとは思えない。
たぶん、その畑に弟もいたのだろう。
記憶からはこぼれているけれど。

輪郭の濃い紫から中心に向かうにつれて白へとぼかされた茄子の花と、母の言葉だけが記憶にある。

…ママ、覚えているよ。