自分を本当に大切にできる人になりたい

気圧が急上昇あるいは急低下するとき、心身の調子が悪くなる。気象病とよばれているものに、私もかかっている。
―――ん? かかっている? ……患っている、と言った方がいい気がする。
この1週間近く、妙に気持ちが重くやる気が失われているなと思っていたら、大寒波なんだそうだ。
気象病を患っている自覚というか実感みたいなものはあるのだけど、「大寒波だから調子が悪い」には、納得がいかないでいる。納得がいかない気持ちでいると気づいて改めて考えてみれば、気圧の急変で体調が悪くなるのになぜ納得しているのかもよくわらかなくなってくる。寒波なんてのもなんとか前線がうんたらで……ってやつなんだろうし、気圧にもかかわってきてるんだろう。納得がいかないのはたんに私の勉強不足知識不足にすぎないのだ、と考えた。

自分が今ここでどんな状態でいるのかを知るのは大事なことだと思う。“なぜ”こうなっているのか、よりも「どうしたらラクになれるのか」の方だ。原因をはっきりさせるのが重要なばあいも、もちろんある。けれど、こと心/気分が落ちているときには、対処の方が重要だと私は想う。

ああもうダメだな。と思った。SNSでたまたま、うちと同じシーズーを飼ってる方の投稿を見たあとに。
1歳を過ぎてもペットショップにいた子をお迎えしたのだという。
捉え方というのは大きな影響を心に与えるもの。―――逆かもしれない。心の状態がアタマがどう考えるかという捉え方に大きく影響するのかもしれない。このへんはおそらく、ケースバイケース。
ともかく、私はその投稿を読んで、どうしようもなく泣き出した。
犬の時間って、人間の時間とは異なるといわれている。人間のしゃくよりも犬のそれの方が速く過ぎるらしい。まぁ、私たちは犬ではないので、犬がどう感じているかを正確にわからないだろうと私は考えているので、それが本当かと思っている部分もあるのだけど。
生まれてから、少なくとも1年近くをペットショップで生きていたのかと考えた。来る日も来る日も狭い囲いの中で、人間を眺めて過ごしていたのか、と。……想像するだけでまた涙がでる。
今現在もこうして涙がでるのだから、心の状態があまりよくないのを実感する。
なぜか? 解釈なんだよなぁ。
1年近くペットショップにいたからってその犬が不幸だったかどうかなんてわからないじゃないか。また『ペットショップにいた犬をお迎えした』という事実を「めでたしめでたし」と捉えて、私はニコニコしたっていいのだ。
なんにしろ、認知行動療法的だなと思った。その投稿を読んでの自分の捉え方が必要以上にナーバスだと気づいたんで、もうダメだなと思ったのだ。

そうとうやられてる。

今現在の私のばあい、更年期によるホルモンの不安定さもあるものと思われる。
私は医学なんて全然全く知らないわけで、原因なぞ追求しようもない。わかるわけがない。だから、自分にできる対処の方が重要だと考えている。
思いつく限りをやってみて、自分をラクにしてあげられる方法を見つけたらいいでしょ?

寒波なら、寒いんだから暖かくしよう。エアコンでもストーブでもつけて、着こんで保温もしよう。お風呂もいいよね。体のこわばりは、心の緊張とリンクしてる。
おいしいものを食べよう。何がいいだろうか? 好物もあるけど、そのときどきおいしいと感じる物・食べたいと望む物も変わるから、真剣に考える。とりあえずカップスープもいいよね。手軽で、お腹が満たされるし、内側からあったかくなれる。
ただただおふとんにくるまってぬくぬくするのもいい。できるのなら、体を休めいたわれる。
そう、自分をいたわってあげよう。甘やかすほどに。調子が悪いのだもの、甘やかすのがどうしていけないの。

私は、自分を本当に大切にできる人になりたい。

つれづれ

Posted by nao