エッセイ

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タイトルの通り、MRIしてきた。撮ってきた、と言うんだろうか? 画像表示するんだからそう言ってもいいんじゃないかと思う。
CTは放射線を使い、MRIは磁力と電波を使って撮るんだそうだ。こう聞くと何かわかった気になるけれど、放射線や磁力、電波の何を知ってるだろうかとい ...

エッセイ

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うんとうんと傷ついてきた人が好きだ。

…傷ついてきた人、と言うのに、ためらいがあった。
たぶん私の好きなのは、元々生まれつき傷ついている人なのだと思う。ああそうだ。生まれつき傷ついてる人。

“現実に”、生まれつき傷ついてる人なんて、いるのか/ ...

エッセイ

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雨が降ると、心が鎮まる。心が鎮まると、文章を書きたくなる。

心が「鎮まる」と文字にしてみて、そうなんだけど/なにか違うと感じている。
「沈む」の方が近いかんじがする。近いんだけど、私の感じているかんじはたぶん一般に多くの人の使う言葉の意味と少し異なるんだ ...

エッセイ

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梅雨前線が停滞してるとかで、1週間ほど天気がすぐれず、調子がよくなかった。「しんどい」なんて言葉で想うなんて、そうとうだ。
身体は感じる。アタマでは意識することのない“かんじ”までも。気圧やらなにやらを感じとり、反応してる。生きてるだけで、いろんな刺激がある。

エッセイ

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晴天の日の明るさは壁に反射して、室内を白い光で満たす。開け放った窓から入る風が、時折カーテンを揺らす。聞こえてくる人声は言葉としての意味をなさず、心地よいBGMになる。
しあわせだ… うつらうつらとしながら胸につぶやく。

しなくてはならない義 ...

エッセイ

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「未熟」とは、ときに非難や揶揄を込めてクチにされる言葉だ。
未熟、つまり“まだ”成熟していない状態を、まるで悪いことのように扱うのはどうかと思う。未熟とは、この先に広がりをもつ可能性をたくさん有した状態ではないのか?

40を過ぎるまで、食べ物がおいしいの ...

エッセイ

sofa4

ソファーとテーブルを新しくしました。買い替えたいって話しになってから、1年ちょっとぐらいかかってます。
どこで買ったらいいの?から始まり、見に行っても「これ!」とピンとくる物もなかった。オオモノ家具は、失敗がこわいし。
果報は寝て待てじゃないけれど、なんとな ...

エッセイ

20180720siva

例年よりも暑いと感じられる夏。熱中症で亡くなる方のニュースも目にする。
体温と同じ気温。
今は都内から離れた所に住んでいて緑も多いのだけど、開けているぶん日陰がない。周辺は綺麗に整えられ、アスファルトやタイルやコンクリート。照り返しは強烈だ。

う ...

エッセイ

201805siva

うちのコSiva が私の顔を舐める。
犬の舌は意外とザラザラしていて、しつこくされていると痛い。
顔を舐められるのは、物理的には嬉しくない。サラサラでなく粘度のある唾液は気持ちのいいものではないし、乾くと肌がカピカピにつっぱる。肌も荒れる。

真っ ...

エッセイ

which-way

人の一生には、いくつもの重要な分岐点があるのだろう。

右を選んでいたら、左に行ってれば、そのまま真っ直ぐ進んでいたら、この私はいなかったのかもしれない。そんなことを考えたことも、あったろうか?
思い出せさえしない。

なんのために、私は生きるの ...

エッセイ

mythology

母性とは、女性特有の・いかにも母らしい、子どもを生み育てる資質を指すようだ。
特有の? いかにも?
心理学的にいえば、女性の内には男性性もあり、男性の内には女性性もある。肉体的な性別のみで語ろうとするのは、私個人には、違和感がある。
母性とは慈しみ育 ...

エッセイ

cake

わが家はますます、外でご飯を食べる楽しみが減ってる。
直近だと木製の寿司桶を手に入れ、もうお寿司を食べに行かなくてもいいかもね、お外で食べるのはラーメンぐらいだねと、主人と笑いあった。

どこか、お店に足を運んでご飯を食べる楽しみって、なんだろう? ...

エッセイ

partner

夫婦は、別々の人間同士です。違う環境で、違う経験をして生きてきた二人が、生活をともにしています。
それぞれに違う前提、価値や信念、行動基盤を持っています。つい、忘れてしまいがちだけれど。

日常生活のなかで「あれ?」と思うことがあります。なぜ、この人はこう ...

エッセイ

people

それは、私が小学生のときでした。
弟を乗せた母と、私は、自転車2台で走っていました。道路を斜めに渡ったところで、知らないおじいさんに、母が怒鳴られた。「子どもを殺す気か!」みたいなことだったと記憶してる。

なぜ、これを思い出したのかと言うと、日曜日の出来 ...