夫婦円満で仲良しです!3つの秘訣

2016.6.14

両親の夫婦仲の悪いのを見て育ってきた私は、結婚が良いものだとは思えませんでした。結婚に憧れを持ったこともなかった若いときの自分へ、今の私から言えるのは「結婚って、いいよー!」です。
うちの夫婦は、とても仲良しです。男性恐怖症だった女の子が、私たちと出会った後すぐに結婚したぐらい。最初から仲が良かったか? いいえ、違います。だからこそ、お話しできる仲良しの秘訣があります。
今回は、仲の悪い両親の元で育った私が、主人とのギスギスした関係を改善し、夫婦円満にした秘訣をお話しします。

夫婦円満で仲良し

結婚したての頃は円満じゃなかった

不満だらけでした。
主人は、自分のことを話すのが苦手な人です。「話してちょうだい」とか「知りたいのよ」と言い続けちゃいました。反省してます。
褒め言葉や「ありがとう」も、なかったのも不満でした。「あなたが私に『ありがとう』と言ってくれないのは、思ってないからね」と、言い放ちました。
そんなギスギスした日々を送って、ある日、ふと気づきました。これじゃ、親夫婦と同じじゃないか、と。

夫婦仲の悪さの原因

私の親夫婦はとても仲が悪いく、ずっとそれを見ていた私は、結婚前に「こうはなりたくない」と決心しました。それなのに、やってましたね。気づいてよかったです。
実家暮らしだった頃、毎日まいにち母といて気づいたのは、まず口にされる「お父さんは〜してくれない」でした。その次に、父と話すときのキツイ口ぶり。自分がそっくり同じことしているのに気づいて、考えました。どうしてだろう? 考えていった結果、見つけたのが、自分勝手な期待です。
私はあなたに、私をわかって欲しい。褒めて欲しい。それなのに、あなたは言ってくれない。そう思ってました。

仲良しの秘訣1.「期待」に気づくのが第一歩

わかって欲しい気持ちがあるなら、わかってもらえるようにすればいいんだと思いました。どういう言葉で、どんな風に言ったら理解してもらえるのかを考えました。
意見が聞きたいときは、話の最後に「どう思う?」と質問を付け加えることにしました。人って、聞かれると、考えて答えようとするんです。脳の構造が、そうなってるみたいです。なので、話を聞きたいときは訊くようにしました。
ごく普通の会話の中でよく使う言葉「何で?」を、なるべく封印しました。Why?は理由や原因を尋ねる言葉です。知っていないと答えられない質問になります。これね、意外に多くの人が無意識に嫌う質問です。問い詰められてるように感じる人が多いんです。自分の思ってることを口にするのは、男性は苦手な人が多いです。女性からしたら「どうして?」と思っちゃいますけど、そういうものです。私も最初は全然わかってなくて、何でどうしてを連発して、主人を追い詰めちゃいました。そんなんじゃ、ますます話をしたくなくなっちゃいますね。

仲良しの秘訣2.誰よりも近い関係だから「会話」に気をつける

何でどうして?もそうですが、人それぞれに嫌いな言葉や言い方があります。微妙な表情の変化があります。話を聞いてくれてはいるけど、何かが気に障ったりすれば顔に出る。観察してみるとわかります。
お互いに、気持ち良く話がしたいじゃないですか。心地よくいたいじゃないですか。親しければ親しいほど、相手に対する気遣いを忘れてしまいがちですけれど、主人は私にとって、一番大切な人です。会話の時の言い方や言葉の選び方だけでなく、ちょっとした時にきちんと褒めることを心掛けました。疲れている様子の時には、ねぎらいもです。
興味深いのは、女性と違い、男性にはオーバーすぎるほどの言葉が喜ばれます。女性からすれば嘘くさく響くほどの大げさな言い方でないと、伝わらないことも多い。「すごいねぇ〜」とか「偉いっ!」を、舞台でも演じるかのように感情を込めて言います。

仲良しの秘訣3.一番大切な人という「思いやり」

大げさに言うにしても、さすがに思ってないことを言ったら伝わります。当たり前かもしれませんが。
相手のことを好きでもないのに結婚する人は、少ないと思います。どこかしら、何かしらを好きだったから、結婚したんだよね? 相手のいいところを、知っているはずじゃないですか。忘れてしまってるなら、思い出しましょう。今は無くなっちゃってるのなら、改めて発見していきましょう。
今目の前にいるこの人は、私にとって一番大切な人。そう思ってみると、自然と相手に対する思いやりの気持ちが湧いてきます。もし、そんな風に思えないなら、自分の中にある期待に気づくことから始めてください。「あなたは〜してくれない。だから私もあなたには何もしてあげないわっ」みたいな気持ちがあるかもしれないので。
私がこれまで聞いてきた中で最も多いのは、「言わなくてもわかるでしょっ」と「何度も言って、言い飽きた」でした。そう言いたくなる気持ちも、わかるけどね。

仲良しでいたい気持ちを最優先する

もういいよ、仲良しじゃなくったって、夫婦円満じゃなくったって、と思っているなら、誰も何もできません。
夫婦円満で仲良しでいたいなら、二人とも幸せで心地よくありたいなら、互いを尊重する態度が必要です。
やってきたので言います。自分が変われば相手も変わります。本当です。最近では、主人はよく話をしてくれるようになりました。いっぱい褒めてるのもあってか、明るくなって、自信も持って、仕事もうまくいっているようです。
夫婦円満でいることは、外から見ても気持ちのいいことですし、もちろん、本人たちがとても幸せ。
仲の悪さは、積み重ねでなってくもののように思います。同じ積み重ねなら、日々のちょっとした気遣いで、どうか幸せになっていかれてください。